日本の教育の一環である夏休みの宿題「自由研究」。
植物の観察や図工など様々なテーマで過程と結果をまとめて発表する。
我々ソルコスタッフもこの夏休みの自由研究をやってみようと思います!
題して「イヴのフィギュアを作ろう」
3回に分けてフィギュアができるまでの工程などをご紹介していきますので、ぜひご覧ください。
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【制作スタッフ紹介】
内藤心平 / Shinpei Naito
Thirdverse 3Dキャラクターモデリング担当
趣味でフィギュアを制作。いつもは男性キャラクターがメインですが、初めて女性キャラクターにチャレンジしました。
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第2回:フィギュア映えする形状調整と仮着色、そしてテスト出力
第1回では、ディテールを彫り込む作業まで完了しました。
まだそちらの記事を見てない方はぜひご覧くださいね。
ということで、今回はフィギュア映えする形状調整とZbrush上での仮着色からしていきます。
前回でかなり刷り上がりに近い形状になったとはいえ、仮着色することで「やっぱここらへんもうちょっと調整したほうがいいかな」なんて思うところが出てきたので、出来上がりをイメージしながらちょっとずつ調整を。
うんうん。
色を入れると一気にそれっぽくなりますね。
アップにするとこんな感じです。
いろいろな角度からもチェックして、バランスなどを見ていきます。
ここまでできたら、続いては、3Dプリントの設定をしていきます。出力し易さや塗分けなどを考慮しながらZbrushでパーツ分割、接続穴を付けた後CHITUBOX Basic V2.1を使って3Dプリントデータを作りました。
小さなパーツもあるので、途中で折れないように気を付けてサポートを設定・・・。
今回はデザイン画の再現の為にクリアレジンも多用しています。
いよいよ3Dプリンターでテスト印刷開始!
・・・・チンっ!
(完了まで約24時間)
ということでこちらが刷り上がったパーツです。
良さそうですね。
ここからパーツを切り離していくわけですがとても緊張します。
どんどんパーツを切り離していって・・・・
ドンっ!
こちらが着色前のイヴです。
仮着色したときのデータでは、イブの体の周りに浮いている板のようなものが、下から上に開いていたのですが、調整した結果、上から下に広がるように変更しました。
このほうがよりゲーム内のイヴと近しいですからね。
ぐるっと撮影してみました。
ぱっと見た感じでは良さそうですが、ここはこだわりたいところ。
さらに、パーツを分割してパーツの厚みや嵌合(パーツの組み合わせ)を調整していきます。
薄すぎたり欠けたりするので試行錯誤を繰り返します。
フィギュアはどこまでもこだわれてしまいますね。
一番刷りなおしたのは大きいパーツが失敗し易く、髪の毛と台座でした。
そしてパーツごとにテストを重ねた結果・・・
このような感じで予備用も含めてパーツができました!
この後はいよいよ着色です。
着色以降の工程は第3回でお伝えしたいと思います。
いよいよ次回完成か?!
まだまだ作業は続く------
公式サイト:/ja/
Meta Quest:https://www.meta.com/ja-jp/experiences/6613144082114849/
PlayStation®VR2:https://store.playstation.com/ja-jp/concept/10008098
Steam:https://store.steampowered.com/app/2237740/SOUL_COVENANT/